TRACK 05判断1:52

判断

決めるのは私

仕事は任せても、決めることまで任せてはいけない。AI が仕事を形にし、人が決める——線引き、思い切って削る、勘定、決断。

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この回で話していること

まず机の上から朝、あなたが声をかけて仕事を頼む。昼前には、机の上はもういっぱいだ。原稿十ページ、絵が八枚、編集済みの動画、動くコード。仕事は一つも減っていないのに、あなたは少しも暇にならない。一つ一つに目を通し、一つ一つにうなずくかどうか決める。歌が歌っているのは、この机だ。あとの四つは、全部この机をめぐる話だ。

一つ目 · 線引き:何で、何でないか、先に言う手を動かす前に、二行書く。この品物は何か。何でないか。一行ずつ、紙に書く。書ければ、線は引けた。書けなければ、まだ始めない。向こうは、この線を代わりに引いてくれない。足せと言えば、速く、うまく足していく。どんどん増えて、最後には一つの品物が何役もやりたがる。誰が受け取るのか、どの部分を受け取るのか、誰にも言えない。ひっくり返るのはここだ。作り直しの日、コードは全部動いていた。間違っていたのは、そもそもここに置くべきでないものが混ざっていたことだ。だから、何か足したくなったら、まず聞く。これは自分の担当の部分か、次の人の部分か。答えられなければ、足さない。下流がどの部分を受け取るか言えないなら、それは越境だ。

二つ目 · 思い切って削る:できても、捨てる歌の Pre-Chorus に出てくる言葉を、ここで先に説明する。「裁」とは裁決すること——審判が勝ち負けを決めるように、この机の成果のうちどれを残し、どれを捨てるか決めることだ。最初の裁ち落としは、たいてい使えるものの上に落ちる。動くことと、残すべきことは、同じではない。半分まで作って、試してみたらしっくりこない。見た目はいいのに、使うと要らない。残せば、あとは全部それに合わせて回るしかない。捨てるのに要るのは二つ。仕事の経験——どの案が生まれつき無理があるか見抜く目。もう一つは、実際に試すこと。試して初めて、どこがおかしいか分かる。今は試すのが安い。だから先に作って、試して、結果を見てから捨てる。もう一つ、大事な決まりがある。同じ不具合を三回直したら、手を止める。表面だけ直していると、同じ不具合は姿を変えてまた出てくる。四回目でやっと、方向そのものがぶつかっていたと気づく。直す前に、まず分ける。これはたまたまか、方向が間違っているのか。方向の問題は、継ぎ当てでは直らない。人が決め直すしかない。

三つ目 · 勘定:コードの外の勘定原稿は誰に見せるのか、誰がお金を出すのか。先に答えられなければ、どれだけきれいに作っても無駄になる。勘定は三つ。誰のために作るか、誰が払うか、その後の維持のお金は誰の頭に乗るか。一つでも曖昧なら、まだ始めない。もう一つ、歌では歌い切れなかった勘定が後ろに隠れている。同じものでも、サブスクで売るか買い切りで売るか、その後の保守を誰が払うか。この勘定も自分でやる。具体的に言うと、小さな機関向けの仕組みで、各機関に重い仕組みを一つずつ持たせたら、値段は下がらないし、向こうも維持できない。プラットフォーム側でまとめて預かる形に変えて、初めて単価が合う。売り方と作り方は、同じ勘定の裏表だ。技術の勘定だけする人は、最後にここで詰まる。品物はできたのに、買う人がいない。買えても、使えない。

四つ目 · 決断:仕事を三つに分ける最後は分担だ。紙を一枚取って、仕事を三つに分ける。一つは自分でやる。一つは向こうに任せる。もう一つは、誰に急かされても外に出さない。決めることだ。分けて終わりではない。長く使っていると、経験がたまる。どんな仕事が得意で、どんな仕事を任せると崩れるか。それを頭の中だけに置かず、帳面に書く。一日に一度まで、あなたのところへ持ってくる。帳面がたまったら、一行ずつ見る。どれを決まりに格上げするかは、あなたがうなずいて決める。うなずいたら書き込んで、次の回から効く。うなずかなかったものは、決まりにならない。こうすれば、使うほど勝手に振る舞うことはないし、決まりは自分の手元に残る。道具を替えても、持って行ける。ひっくり返る例は身近にある。品物の種類選びや方向決めを、お客さん本人に押し返すことだ。一番決めるべき側の判断を、一番決めてはいけない人に渡してしまう。相手は半日選んでも、欲しいものは選べない。もう一つは、道具の中に自分の判断の仕組みを無理に詰め込むことだ。向こうは数ヶ月ごとに強くなる。詰め込んだ仕組みは、すぐ古くなる。

四つ言い終わって、机に戻る。仕事はやはり向こうがやる。机の上に何を残し、何を捨て、どう売り、誰が決めるか。それはあなたの仕事だ。

歌詞 · 『主意我来拿』(中国語原詞のまま)

VERSE 1 让它写篇稿子,它刷刷写满十页 让它做张图,八张排着队送上来 剪片写代码,样样都不喊累 一上午的活儿,它一杯咖啡的功夫干完

PRE-CHORUS 活儿交出去了,我却没闲下来 一桌子的成果,全等着我来裁 以前拼手快,一天赶出几篇稿 现在比想得清:哪件留、哪件抛

CHORUS 活儿它来干,主意我来拿 它负责出力,我负责想法 干活的手换了,拍板的人没换 它跑得再快,也得我把着关 活儿它来干,主意我来拿 划界——敢删——算账——拍板 划界——敢删——算账——拍板 快不快,它自己心里有数 走得对不对,我得点头

VERSE 2 这东西是啥、不是啥,先得我划界 它只会往里添,越添越没边 做出来、能跑通,不等于就该留 同个毛病补三遍,停下来,想想方向

BRIDGE 代码之外还有账,这账得我来算 做给谁、谁掏钱,只有我心里清楚 做得再漂亮,没人买也白忙 卖给谁、怎么卖,这主意我来拿

FINAL CHORUS 先把活儿分三份,心里列张单 一份我自己做,一份交给它干 还有一份最要紧,谁催也不外包 拿主意的事,留给人来拍板 活儿它来干,主意我来拿 它负责干出来,我负责拿主意 下回开口之前,先问自己一句 这件事,该它干,还是该我拿主意?

この回の出どころ

概念の枠組みは、杜冠魁さんの『AIに実行を任せたあと、人の仕事はどう変わったか』(大阪AI交流会、2026年10月の発表)から取った。借りたのは話題と枠組みだけで、歌詞と解説はこのサイトのオリジナルだ。

締めの質問

締めの質問を持ち帰ってほしい。次に仕事を頼む前に、自分に聞く。これは向こうの仕事か、自分の決めることか。向こうの仕事なら、手放して任せる。自分の決めることなら、まず心の中で三つの分け方を並べてから、口を開く。

制作ノート

サビの四つの言葉、線引き、思い切って削る、勘定、決断は、何回歌っても一緒くたになって、どの四つか聞き取れなかった。そこで完成版では、四つの言葉を一つずつ画面に出し、歌う言葉に合わせて灯していく。字幕も一字ずつ合わせた。耳が拾い損ねても、目が拾う。今の版を選んだのは、『活儿它来干,主意我来拿』の一行がいちばん安定して聞こえるからだ。この歌でいちばん大事な一行なので、一回で聞き取れなければいけない。他が少し譲っても、まずこの一行を守った。

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